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デリバティブとは その2の(1) 4つの取引種別のうちの先渡取引

シリーズものとしたデリバティブですが、まずは4つある取引種別を個々に整理したいと思います。今回は、「先渡取引(forward:フォーワード)」です。

先渡取引は、デリバティブに区分されるものの、少々毛色の異なる部分があります。前回、総論でまとめたデリバティブの特徴である「レバレッジをきかすことができる」という部分が該当しないところがあるのです。どういうことかといいますと・・・

先渡取引は、「ある商品をある数量、将来のある日に、事前に定める価格で売買する契約」であり、この点は先物取引と相違ありません。ただし、相対(あいたい)で契約するため売買当事者の間で「何をどのくらい、いつ、いくらで」を逐一定めます。(先物取引は定型化された附合契約になります。)

このため、先渡取引では期限日前であっても相手方と交渉できるのであれば、価格等を変更することが可能となります。ただ、非定型化された取引であることから上場には馴染まず、店頭での取引となります。また、現物決済を行うものであることから資金は100%必要となり、レバレッジをきかすことができない(しにくい)ということになります。

そういった意味から、世間一般にいう投機イメージの強いデリバティブと少々毛色が異なるということになります。

先渡取引も先物取引もデリバティブとして考えると金融商品のイメージが強くなりますが、もともとは米や大豆、小豆などといった農産物が起源で、畜産物および工業製品なども取引の対象となります。
なお、先物為替と呼ばれる「為替予約」は呼称こそ先物ですが、現実には先渡取引に該当します。

次回は、先物取引です・・・

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